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「医師として。人として。」・・・使命としての難病治療

 

こんばんは。
院長です。


朝晩かなり涼しくなってきましたが、
先週は一週間とても暑かったり、
今週はまた寒くなっていくというような、
なんとも落ち着かない気候で、
僕も少し風邪気味ですし、
風邪の患者さんもやはり増えているようです。

 

 

このブログでいつもは、僕が医師としての生活の中で、
これまで考えてきたこと、今も考えていることの中から、
みなさんに役立つ医療の知識を出来るだけ平易なかたちで
お伝えしてきたのですが、
今回はこのブログ自身について書いてみたいと思います。


僕がこのブログを書いてみようと思い立ったのは、
日頃、このクリニックを運営して行く中で、
僕が何を考えながら治療しているのか、
このクリニックをどういう思いで運営しているのか、
僕がどういう医師であり、人であるのか、
ということを伝えたいと思ったからです。

 

診療が暇な時に時々、患者さんとゆっくり話すことはありますが、
すべての患者さんとゆっくり話せる訳ではありませんし、
また、何を考えながら治療しているかとか、
このクリニックはどういうクリニックかなどについて、
改まって話すことは、当然ですがほとんどありません。

どうしたらそういった事を自然な形で伝えて行くことが
出来るのかと考えた末に、ブログを書くことを思いついたのです。

 

それまでは僕はブログといえば、どこに行ったとか、誰とどこで
食事をしたとかいった、個人の日記というイメージを持っていました。

実際、診療所のブログといえば、そういう院長の個人的な日記が大半です。
ただ僕自身、そんな日記的なブログは、例え好きな有名人の物であっても、
全く興味がありませんでしたので、そういうブログにすることは、
むしろ避けたいと思いました。

 

そうしたらどういうブログにするかと考えた時に、
やはり読んだ方の為になるような事を書こう、
そしてクリニックのブログですから、
内容的には医学的なテーマを選び、出来るだけ日常的なことから、
深い医学の世界へ導けるようにしよう、
それでありながら小難しく眠たくならないように、

出来るだけ専門用語を使わず、分かり易い表現を用いて、
しかもその内容はどこかのサイトからコピーしてきたようなものではなく、
ほとんどが自分の医師としての、長年の臨床生活、経験、

自分自身で考え、学んできたことから導き出してきたものであって、
このブログでしか見た事がない様なオリジナリティーに溢れた物にして、
読んだ方に満足感を持ってもらえるものにしよう。


そしてその過程で、自分の医師としての人間性、
このクリニックを運営している想い、
日頃治療しながら考えている事などを自然に伝えられるようにしよう。
このように考えて、生まれて初めてブログというものを始めたのです。

 

また文字だけでは面白くないでしょうから、
一番上に、大きな、きれいな写真を載せることにしました。
この写真はその時々の季節に合わせて、しかもブログの内容にも関連付けて、
結構時間をかけて、みなさんに楽しんで頂けるように著作権フリーの中から選んでいます。
それぞれの写真には必ず意味を持たせてあり、ここにも私の想いがありますので、
どうしてこの写真にしたのだろう?と、考える楽しみもあるかと思います。

 

こうやってオリジナルのブログを書いていると、やはり時間はかかります。

ほとんどの文章は特に何かを調べることなく、私自身の頭から考え出してくるのですが、

いつも休日の昼過ぎから始めて、少しずつ文章を紡いで行き、

出来た文章をおかしくないように何回も何回も書き直して校正して、

最終的に出来あがった文章を読みながら、それに相応しい写真を選んで、

ネット上にアップすると、いつも夜中になってしまい、

一週間に一度しかない休日がほぼ潰れてしまいます。

 

このようにして初めて書いたブログでしたが、読み返してみると、
文章って思ってたよりもずっと人間性が出るのだなあと思います。

もちろん私は、自分が聖人君子だなどと言うつもりはありませんが、
いつも目の前にいる患者さんが、少しでもよくなってくれることだけを

懸命に考えていますし、
そのために、自分に出来る範囲内で最大限の研究と工夫をしています。
そういった自分の人間性を考える時に、
ブログから受ける印象と完全に一致しているなあと思うのです。

 

こうやってもうすぐ2年に亘って書いてきたブログでしたが、
段々とそのテーマが一つの点に向かって収束されてきたことに気が付いてきました。
そしてそのテーマが、先日からお伝えしている、「難病治療」なのでした。


これは僕が意図してそうなった訳ではなく、
毎回何を書こうかと考えるうちに、自然とそうなって来たものなのです。
そしてまたこのクリニックと、私の医師としての使命も、

ここ数年で段々とこの一点に収束されて来たのでした。

 

難病治療と言っても、ほかの誰かが見つけて、
誰でもやってる治療を同じように単なる物真似のようにやるだけでは、
そんなの医師なら誰でも出来ますから、大袈裟に使命とまでは言えないと思いますし、
なによりも医学的には単に足踏みしているだけです。
やはり、これまで世界の誰にも見つけられなかった病因理論と、

それを解決するためのオリジナルな治療法を、
私自身が自分独自に発見し、確立する事が出来たことで、
だんだんと自分としても、それを医師としての使命と自覚してきたのです。

 

私の人生はこれまで、決して順風満帆なものではありませんでした。

人としてより良く生きようと考え、一人でもがき苦しみながら、

あっちで頭をぶつけ、こっちで頭をぶつけ、
いつも優しい人であろうとして、一生懸命生きてきたつもりではありましたが、

その表現が未熟だった為に、不本意な誤解を与えてしまったり、
人を助けようとして、かえってすごく傷つけてしまったり、
そのことで自分もまたひどく傷ついてしまったり、
進路も高校の頃は、人を助けることのできる仕事に就きたいと考え、

弁護士になろうか、医師になろうか、迷い続けて紆余曲折。
医師になってからも一度進んでいた外科の道を、耳鼻咽喉科に変わり、
開業してからも、開業地を移転、診療所を移設。

 

しかしいつも考えていたことは、人としてより良く生きる為には
どうしたらいいかという事。
医師として自分が進むべき道はどのようなものかという事。
人としても、医師としても、ずっと自分一人、孤独の中で考えながら、
真剣に道を探し求めてきたのです。
そうしてここにきて、そういう紆余曲折のでこぼこ道が、
やっと一点に収束されてきたことを感じています。


このようなでこぼこ道の中で、より良く生きようとして四苦八苦していなければ、
決して難病の病因理論を確定することは出来なかったし、
その為の治療法を確立することは出来なかった。
例えば一つの例を挙げるだけでも、もし外科から耳鼻咽喉科ではなく、
これが逆で、現在外科医であったとしたら、

また、耳鼻咽喉科に転科せずそのまま外科医のままであったとしたら、

そしてまた、初めから耳鼻咽喉科に入局して、そのまま耳鼻咽喉科医だったとしたら、

確立する事はおろか、気付くことも無かったでしょう。

そのほかにも、開業せず勤務医のままだったら、弁護士になってたら・・・
このように考えてみると、ほとんどつらいことばかりしかなかったけれど、

やはり、これまでの紆余曲折の苦悩の人生は無駄ではなかったし、
むしろそうする事がすべて必要だったのであって、

「最終的に私のこの使命に収束させる為の運命であった」、

という結論に行き着くのです。


これからも私は、医師として、人として、
より良く生きて行けるように努力を続け、
そしてまた、これまでの人生の収束点としてやっと掴んだ、
医師としての、人としての使命をしっかりと把握しながら、
日常の診療においても、頼りにして下さる患者さまのために、
力一杯頑張って行こうと思っています。

 


朝晩ますます寒くなっていくことと思います。
体を冷やさぬよう、みなさまご自愛ください。
そして、それでも体調を崩された場合は、
それがどんなに軽微なものであっても、
懸命に治療させて頂きますので、
いつでも気軽にお越し下さいますようお願い申し上げます。

 

 

 

※「私がいかにして、この疾患の原因を究明し、治療法の確立に至ったか」

 (当ブログ「季節の中で」より)
 

 皮膚疾患と耳鼻咽喉科・・・(掌蹠膿疱症(性骨関節炎)、IgA腎症、

 アトピー性皮膚炎について)

   http://maetani-clnc.jugem.jp/?eid=13

 

※実際の当院治療症例 (当ブログ「季節の中で」より)
 (中部地方から来られた患者様を2か月で完治させた症例)

 

 「あなたの難病は僕が治す!」 1(掌蹠膿疱症)

 http://maetani-clnc.jugem.jp/?eid=21

 

 

※当院の掌蹠膿疱症専門サイト(治療症例・写真呈示)

 

 「あなたの難病はわたしが治す!」

 https://maetani-clinic-shosekinouhou.jimdo.com/

 (症例写真がありますので、是非ご覧下さい。)

 

 

(今回のブログには、患者様から頂いたコメントがあります。)

 

 

大阪市此花区 前谷耳鼻咽喉科・院長  [此花区伝法1−3−17(スーパー・マルナカ西隣)] (当院HP http://www.maetani-clinic.com/) (不許複製 著作権は当院院長にあり、ブログ記事の一部または全部のコピーはすべて禁止致します。) * 2016年秋 * 02:40 * comments(5) * - ▲page-top

「すばらしい、漢方薬の世界」

 

 

こんばんは。
院長です。


先日まで、朝晩大分涼しくなってきたとは言え、
まだまだ日中は暑かったのですが、
一昨日から、ようやく日中も涼しくなり、
朝晩は肌寒ささえ感じる様になりました。

当院でも風邪の患者さんが増えてきています。
皆さんは健やかにお過ごしでしょうか?


さて今回は、僕がここ20年来、自分なりに研究しながら、
患者さまの治療に大いに役立てている、
漢方薬について書いてみたいと思います。

 

皆さんは漢方薬について、どういうイメージをお持ちでしょうか?
なんだか古臭い、あまり効かない、効き目がはっきりしない、
新薬の方がよく効く、粉薬が多くて苦くて飲みにくい、
新薬があるのに、古い漢方を出す意味が分からない、
効き目が出るのに時間がかかる、副作用が少ない、
こういったところではないでしょうか。

 

漢方薬と言うと、中国のものというイメージがありますが、
日本で用いられている漢方薬は、
初めは確かに、平安時代、遣唐使派遣と共に仏教と一緒に、
唐から持ち込まれたものでしたが、
その後は、それぞれの年代の日本の医師たちが、
日本人の体質に合わせて、研究を重ねながら、
少しずつ改良してきたものであり、
日本のなかで独自に発達してきたことから、
「和漢薬」と呼ばれています。

外国のものを素直に取り入れて、独自の改良を施し、

元よりも良いものにしていく。

このような日本人の特性が、千数百年以上前から変わっていないなんて、

とても面白いことですねw


さてそれでは、西洋薬と漢方薬の違いはどこにあるのでしょうか?
例えば、安全に手術を行えるようになって、近代医学の発展に
大いに貢献した全身麻酔薬の元は、
南アフリカの原住民が、狩りをする時に矢の先に塗っていた、
毒草の汁でした。
この毒草から、「クラーレ」という成分が特定、抽出されて、
全身麻酔薬となったのです。

 

このように、西洋薬(新薬)ではほとんどの場合、元となった薬草や、
自然界に存在した物から成分を特定、抽出して、薬として用います。

 

ところが漢方では、例えば煎じ薬では、葉っぱをそのまま煮立てて、
煎じ薬として飲んだりしますし、
私たち医師が普通処方する漢方薬でも、
ある特定の成分を抽出したりせず、植物や動物の一部を、
そのままの形で煎じて、乾燥させ、粉にして

飲みやすくしたものなのです。


私たち医師は、医学部では近代医学を学んでいますから、
大学の講義では、漢方の授業を受けていないのが普通です。
そんな訳で、僕の場合も、初めは漢方には関心を持っていませんでした。
漢方については、初めに挙げたような、一般的なイメージしか
僕も持っていなかったのです。

 

ところがある時、僕自身があるちょっとした病気に掛かってしまいました。
その病気は死ぬような病気ではないけれど、自分自身にとっては、
ちょっと困ったなと思うような病気でした。
それでまず、その病気に効果があると言われている新薬を飲んでみました。
ところが数種ある薬を、一つ一つ全部試しましたが、
どれを飲んでも全く効果はありませんでした。

 

どうしたものかと悩むうちに、ある雑誌で、
その病気について、ある漢方薬を服用させることで、
大きな効果を挙げている医師がいることを知りました。
それで僕も、藁にもすがるように、その漢方薬を試してみました。
効果は実に鮮やかなものでした。
飲んでほんのしばらくすると、困っていたその症状が取れていくのが
はっきりと分かったのです。
正直、新薬と較べて漢方薬がそんなに効くとは思っていませんでしたので、
「漢方薬って、スゴイ!」と思いました。
これが僕と漢方薬の出会いだったのです。

 

もちろん症状、病気によっては新薬の方がよく効くものも多いですし、
逆に漢方薬の方が強い分野もあります。

 

僕は漢方薬と新薬の効き目の違いは、漁に表すと、
「新薬は一本釣り」であって、
「漢方薬は投げ網漁」と言えると思います。

 

つまり、ある一つの効果を集中して追い求めるのが新薬、
その周辺の効果を含めて、ガサっと効かせるのが漢方薬という訳です。

 

従って、漢方薬は、例えばご婦人の生理周期に伴う、
なんとなく体がしんどいとか、重いとか、下半身がつらいとかいう、
「いわゆる不定愁訴」にも大いに効果を発揮するのです。

 

このように、先ほど述べたような、新薬と漢方薬の製造法の違いが、

そのまま効き目の違いにも結びついているなんて、面白いですねw

 

僕の薬の使い方の場合でも、中心となるのはやはり新薬ですが、
その周辺の症状を含めて、ガサっと効かせたかったり、
新薬だけでは、効果が足りないと思われたり、
新薬が元々不得手とする症状の改善に、

漢方薬を用いて大いに効果を挙げています。

 

ただし、新薬とは違い、漢方薬の場合は、
この症状にはこの薬を出せばいい、といった単純なものではなく、
その方の性別、体質、気質、症状の出方、その他の身体的特徴といったものを、

よく見極めた上に、病気の成り立ちといった根源的な部分まで考えて出さないと、
多くの場合効果は期待できませんし、

僕の場合はこれに加えて、
西洋医学で学んだ、体の生理的な動きを考え併せて処方していきますので、
自信を持って患者さんに出せるまでに、長い年月に亘る臨床経験を
必要としました。

 

そして、こうやって長年の研究の末に自分のものにした漢方の知識を以って、

日常の耳鼻科疾患の治療にも役立てていますし、
ライフワークの、「掌蹠膿疱症を初めとする、難病治療」にも
大いに役立てています。

 

また、当院疾患とは直接関係のない、

通院患者さんの、整形や整骨院に通っててもよくならない、
肩痛や、腰痛や、膝痛などにも投薬して、

9割がたの患者さんがほぼ改善しています。

 


今回は、僕が治療に用いて大きな成果を挙げている、

漢方薬による治療についてお伝えしました。
当院ではこのように、新薬だけではなく、
漢方薬にも深い理解と知識を持って投薬し、
それぞれの持つ良さを生かすことによって、
患者さまの治療に役立てています。
是非、期待と信頼を持って受診して頂ければと思います。

 


これからますます、朝晩急に冷え込んでいくことと思います。
皆様、体を冷やさないよう注意して、十分にご自愛ください。
それでも、少しでも体調を崩された場合は、
今まで培ってきた臨床知識をフル動員して、懸命に治療致しますので、
軽い風邪などでも遠慮なく受診して頂きますよう、
よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

※当院では漢方薬を、必要があれば適宜投薬致しますが、

 もちろん全ての患者さんに投与する訳ではありませんし、

 小児には原則投与しておりません。

 また、粉薬や、漢方薬が苦手な方は、予めお伝え頂ければ、

 無理に投与するような事はありません。

 逆に、漢方薬を出来るだけ希望される場合も、

 お気軽にお伝え頂ければ、そのように処方致します。

 どうぞ安心してご来院下さい。

 

 

大阪市此花区 前谷耳鼻咽喉科・院長  [此花区伝法1−3−17(スーパー・マルナカ西隣)] (当院HP http://www.maetani-clinic.com/) (不許複製 著作権は当院院長にあり、ブログ記事の一部または全部のコピーはすべて禁止致します。) * 2016年秋 * 23:09 * comments(1) * - ▲page-top


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