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2017年、年頭のご挨拶・・・転機となった昨年を振り返って

 

 

皆様、明けましておめでとうございます。

大阪市 前谷耳鼻咽喉科の院長です。

 

今年は新年からお天気にめぐまれ、

まずまず穏やかなお正月となり、

なんだか良い年になりそうな気がしています。

 

 

昨年はこのクリニックにとっても、私自身にとっても、

大きな転機になった年でした。

それまで私自身の心の中に漠然としてあった、

医師として、人としての使命はどのようなものなのか、

ということに、明確な答えが示された年だったからです。

その使命がどのように明確になってきたか、

その使命がどのようなものなのかについては、

10月のブログ「医師として。人として。」(※1)

に詳しく書きましたので、まだの方はご覧頂ければと思います。

 

そしてその結果、近畿一円はもとより、

遠く「九州や、中部地方」からも何人もの方が定期的に、

当院に来て頂けるようになりました。(※2)

もちろん、近くの患者様に来て頂けるのも嬉しいのですが、

あり得ないほどの遠くから患者様が定期的に通院されるようになり、

やはり、医者冥利に尽きると思って、感謝しております。

 

思えば、医学生時代、臨床講義、臨床実習(ポリクリ)を受けながらの、

5年の夏頃からの一年半に亘る長い自主的な国家試験の勉強と、

国試直前にあった4か月以上にも及ぶ地獄のような卒業試験をくぐって、

3月に医師国家試験を受け、5月にやっと医師免許を取得した頃、

ほっとすると同時に、将来どのような医師になりたいかと考えていました。

そしてまず思ったのは、「病気になった時、自分自身がかかりたいと

思えるような医師」になりたいということ。

そして次に、「日本中から自分の治療を求めて来てもらえるような医師」

(しかも人の物まねではなく、自分独自のオリジナルな技術を持った医師)

になりたいと思ったのです。

 

初めの希望は、持ち前の優しさ、丁寧さ、研究熱心さを伸ばすことにより、

少しずつ達成していくことが出来ました。(手前味噌で、すいません。)

開業した頃には既に、自分自身がかかりたいと思えるような医師だなと、

思えるようになっていたのです。

問題は二つ目の希望でした。

心臓外科から耳鼻咽喉科へと転科し、

更に開業することによって、

大学病院という研究機関からも、病院からも離れて、

ともすれば「町医者!」などと蔑(さげす)む人もいるような、

医師が自分一人しかいないクリニックの診療を続けながら、

果たしてそんな、日本中から自分の治療を求めて患者さんが来るような、

高度で、特殊で、オリジナルな医学知識、技術を、

自分の手で発見し、身に着けることが出来るものなのだろうか?

開業した当時はいつも、そのような疑問と不安が心の中にありました。

 

しかしその答えは、実は、クリニックでの日々の診療、

まさに、そのものの中にあったのです。

開業してからも私は、勤務医時代にも増して、

患者さんを右から左に流すような診療をせず、

常に一人一人の患者さんと向き合いながら、

真摯に患者さんの訴えを受け止め、創意工夫をしながら、

診療を続けてきました。

 

その結果、他医で何年も通っていても治らなかった疾患が

治せるようになったり、

他医でなんともないと言われたにも関わらず、

治らなかった疾患の病因を特定し、治すことが出来るように

なったりしたのです。

また、他医で何年も見過ごされてきた腫瘍を見つけて、

慌てて病院紹介し、手術して頂いた方も何人もいらっしゃいます。

そして、地道にそのような丁寧な診療を続けるうちに、

教科書には載っていない、従って他の医師が気付いていないような知識と、

独自に開発したテクニックが徐々に蓄積されていったのです。

 

そしてこのように、丁寧な治療を続け、自分なりの創意工夫をする中で、

だんだんと難病の病因までもが姿を現し、それを治すためのテクニックが

はっきりと見えるようになってきました。

難病の病因の特定も、そしてそれを治すための技術も、

医師たった一人のクリニックでの日々の治療の延長線上にあったのです!

 

このようにして、医師になった当初思い描いていた、

自分なりの医師像がだんだんと実現されてきたことに、

なんだか不思議な感じがするとともに、

そこにずっと働いていた自分の意思の力を思うと、

とても感慨深いものがあります。

そして、この世界と人生の不思議さを感じずにはいられません。

 

そのようにして迎えた今年の当院の目標としては、

この、当院独自の難病治療をますます発展させ、

現在患者様に来て頂いている、九州から近畿、中部地方に加えて、

更に「関東や北日本」からも患者様に来て頂き、

「まさに日本中から」患者様に来て頂けるようになりたいと思います。

また同時に普段の日常診療にもますます力を入れて、

わざわざ当院を選び、当院を頼って来院される患者様のために、

力一杯良い診療を続けて行きたいと思っています。

 

皆様、本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

※当院の掌蹠膿疱症専門サイト(治療症例・写真呈示)

 

 「あなたの難病はわたしが治す!」

 https://maetani-clinic-shosekinouhou.jimdo.com/

 (症例写真がありますので、是非ご覧下さい。)

 

 

※1「私がどうして、この難病に対する治療を自分の使命と確信したか?」

 (当ブログ「季節の中で」より) 

 

 「医師として。人として。」・・・使命としての難病治療

 http://maetani-clnc.jugem.jp/?eid=23

 

 

※2 実際の当院治療症例 (当ブログ「季節の中で」より)
 (中部地方から来られた患者様を2か月で完治させた症例)

 

 「あなたの難病は僕が治す!」 1(掌蹠膿疱症)

 http://maetani-clnc.jugem.jp/?eid=21

 

 

 

 

 

大阪市此花区 前谷耳鼻咽喉科・院長  [此花区伝法1−3−17(スーパー・マルナカ西隣)] (当院HP http://www.maetani-clinic.com/) (不許複製 著作権は当院院長にあり、ブログ記事の一部または全部のコピーはすべて禁止致します。) * 2016年から2017年冬 * 22:10 * comments(0) * - ▲page-top


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